キャッシングで失敗したことある人達の痛い話

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他人の金で酒を飲む風潮

 キャッシングについてはいろいろ思うことが多い。

 というのも、この6月からキャッシングに関する法律が改正されたことがどう出るかだ。

 しかし、ここでは身近なところで見聞きした話を中心に書いてみようと思う。

 私がキャッシングによる自己破産という言葉を知ったのはかなり古い。

    それは、宮部みゆき氏の「火車」と言う小説からだ。

     文字通りの火の車。

     この頃、多くの民間金融業者ができたが、多くは、銀行ローンよりも高い金利で、そうしたお金を借りる人も、銀行などではお金を貸してもらえない階層の人たちが多かったように思う。

     そして、返せど返せど元金は減らず、貸借契約書が暴力団系の闇金融に流れ、一家離散、或いは無理心中に追い込まれた人たちも多かった。

     国の法規制が進んだ頃には、金利面では幾分改善されたが、今度は実質上担保なしで手軽にお金を借りることができるということで、家計の足しというよりも、遊びのお金欲しさに、高金利のお金を何社からも借り入れ、返せなくなった人たちが増え、民事再生やら自己破産やらと言う言葉が一般にも定着し始めた。

     しかし、そういう借金地獄の人が減少したかというと、実は民事再生案件、自己破産は、この景気の悪さもあり却って増えている。

     これは、知人に法曹関係の人があり、その数人から聞いた話だから根拠はある。

     そして悪いことに、銀行系列を背景に持たない大手の金融業者が次々に破綻していくという状況が出現した。

     こんな風潮はかっての日本にはなかったと思う。

     少しニュアンスは異なるが、他人の金で酒を飲むなと、亡き父が教えてくれた。

     この精神は大切なことだと思う。

     確かに急場の生活費の足しには便利だろうが、なければないで、庶民の暮らしなら何とかなる。

     要は、キャッシングなどと言うものは、住宅とか車のローンとは全く異質なもので、まともな人間が手を出すものではない。

     そして、最近の風潮のように、すぐに民事再生に持ち込もうとする風潮、そしてそれを悪用する弁護士の出現、或いは、安易に自己破産すれば、それで借金は帳消しと言う不調を嘆かわしく思う。

     そこで、今回の法改正だが、心配なのは零細企業。

     短期の運転資金と言えども、銀行は零細企業にはお金を貸さないと言ってよい。

     この先この問題、どうなっていくのかよく見極めたいと思う。

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